naoya_t@hatenablog

いわゆるチラシノウラであります

Kindle Oasis(第9世代)を買った話

我が家にKindle Oasis(第9世代)がやってきました。

TopCoder Algoのレーティングが黄色に復帰した後に届いたので黄色復帰祝っぽくなりましたが、ぽちった時点ではそういうイベントが来るのは予期していませんでした。
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去年の秋にKindle Paperwhiteを買って以来、Kindle版書籍を積読したり自炊したPDF*1を消化したりに毎日愛用していましたが、もっと画面が広ければ*2自炊本でも実用的に読めるのになーと思っていました。

とはいえKindleのラインナップは最上位機種のKindle Oasis以外全て6インチ。Kindle Oasisの7インチは魅力的ですがお値段はKindle Paperwhiteの2倍以上になります…*3

Kindle Oasis、電子書籍リーダー、Wi-Fi、32GB
Amazon (2017-10-30)
売り上げランキング: 41

以下、使い込みながら情報を更新していきたいと思います。

Kindleシリーズ購入にあたってOasisが選択肢に入っている皆さんの判断材料というか参考になれば幸いです*4

  • 6/5加筆:Audible(未)対応について
  • 6/6加筆:ハイバーネーションモードについて

ファーストインプレッション

Paperwhiteユーザなので比較が多くなりますが、

画面広い!明るい!

何よりまず、画面が広いです。kindle用の書籍では表示行数が多いです。自炊PDFの場合、判の大きな本は6インチのPaperwhiteでは読みづらかったので有り難いです。(とはいえ7インチのOasisでもまだ小さいなーと思う本もあります)
あと、Paperwhiteより画面が明るく感じます。

思ったより重量感がある

Kindle Oasis、スペック的には手持ちのPaperwhiteマンガモデルより若干軽いはずなんですが(Kindle Paperwhiteのマンガモデルの205gに対しKindle Oasisは194gです)、高密度な金属板を持っている重量感というか質量感があります。(iPad Proもそうなのですが)

Paperwhiteに比べひと回り大きいですが、大きいのは横幅だけで、Paperwhiteよりすこし薄いです。

スリープからの復帰に時間がかかる?

Oasisのほうがスリープモードからの復帰に時間がかかる気がします。画面下部に「起動中」と表示されて待たされます。Paperwhiteはパッとすぐに立ち上がります。
【追記】Oasisでも、蓋を閉じてすぐに開けた場合(あるいは電源ボタンを押して間を空けずにまた押した場合)にはパッとすぐに立ち上がります。復帰に時間がかかるやつは「ハイバーネーションモード」らしくて、カバークローズスリープ(スクリーンセーバーモード?)から一定時間経過すると省電力のために冬眠に入るようです。

参考:

比較画像(左:Kindle Paperwhite、右:Kindle Oasis

人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇(Kindle版)

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例題で学ぶ微分方程式オライリーの直販PDF)

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Neural Network Methods for Natural Language Processing / Yoav Goldberg(出版社の直販PDF)

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パターン認識機械学習・下(自炊PDF)

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一問一答

何モデル?

32GBのWiFiモデル(キャンペーン情報なし)*5です。

Paperwhiteも32GB(マンガモデル)を使っていますが、今のところ半分(16GB)ほどしか使っていません。が、自分の場合8GBでは足りないです。
キャンペーン情報の有無はUIの使い勝手を左右するので、2000円で消せるなら無しの方向で、です。
wifiに加え3G接続が可能なモデル(+6000円)もありますが、そこまでは要らないかな(Paperwhiteもwifiモデルですが困っていませんし)と思いました。

Kindle Oasisって他のKindle機種に比べて割高感がありませんか?購入の決め手は?

そうですね、確かに良い物ではありますが、割高感がないと言えば嘘になるでしょう。*6

お風呂(ないし温泉?プールサイド?)で読書、という利用シーンは想定していないので、自分の場合は
「6インチ→7インチにするだけのためにPaperwhiteの倍以上払うか」
という問題でした。

Kindleストアで売ってるフォントサイズ可変の書籍を読むだけならPaperwhiteでも十分すぎるほど良いですが、数百冊ある自炊PDFを含む電子版書籍も気軽に読みたいとPaperwhite導入時に期待していたものの、本によってはPaperwhiteの6インチ画面は小さすぎたのです。(7インチでも本によっては小さいですが)

・買ってすぐに新機種が出たりしないか(多分次が出るとしても今年の秋か来年の春頃ではないかと予測)
Oasisも対象となる割引セールが直近にないか(母の日・父の日のセールでもOasisは対象外かと)
など気にしつつぽちりました。(そして注文してから届くまでたったの18時間!)

iPad Pro(12.9インチ)があるのにKindle要るの?しかもOasisとか

Kindle(Paperwhite、Oasisともに)、iPad Proに比べ圧倒的に目に優しいです。

iPad Proも1年ほど使っていますが、カラーの書籍(雑誌・コミック類)、図版の入った本、あとそもそも判の大きいものはiPad Proで読みますが、それ以外はKindleで読むことが多いです。画面サイズだけで言うなら12.9インチのiPad Proの画面で(その左半分とかでも)十分です。
メモをとりながら読書するにしても、Kindleで読みながら紙とペンでノートを取るのは目が楽です。*7

そもそもPaperwhite導入の動機は

iOS版のKindleアプリがSplitViewに対応していないので、読書+メモが捗らない。Kindle部分を物理的にSplitViewしてしまおう

というものでした。

最近ようやくiOSKindleもSplitViewに対応し、お気に入りのメモアプリ*8でメモを取りながらの読書ができるようになりましたが、最近は「物理版Kindleで快適に読めるような本についてはiPad Proを開くまでもないし、そうなるとメモだけのためにiPad Proを開くのは「重い」と思うようになりました。そこで紙とペン*9がまた出番を取り戻しました。
紙のメモには検索性はないのですが、そもそもNotability*10でメモを取っていても検索性を当てにしていないし、紙のノートも裁断してScanSnapすれば電子化して取り込めるからいいか、というスタンスです。

あと、本とノートが物理的SplitViewになっていると肩が開くので人間工学的にもよいです。(see also: https://twitter.com/chomado/status/1001811398639337473)

事故保証プランは? ケース(カバー)は?画面保護フィルムは?

事故保証プランは2年のやつ*11を付けました。
Kindle Oasisの場合1年/2年/3年から選べるのですが、新機種が今年の秋ないし来年の夏頃までには出るだろうと思いますし、何か積極的に乗り換えていきたい気がしているので2年にしました

とりあえずこういうケースを装着しています。フィルムは貼っていません。
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ちょっと背中部分がぐらついてるというか、サイズが合ってないような感じがするのが気になりますが、蓋を閉めればスリープして、開けば復帰するという最低限の機能はあります。

これまで使っていたPaperwhiteは売却?それともOasisと併用?

Kindle Paperwhiteの(寸法的な)手頃感、寝る前にちょっと(ラノベとか)読んだり、電車の中で立ち読みしたりするのには良いんですよね。その辺りのユースケースOasisでカバーされたら売却するかもしれません。
(電車の中で続きを読む場合、iPhoneの(iOS版)Kindleもよく使っています)

Kindle OasisBluetooth内蔵で、Audibleコンテンツに対応しているというのは本当ですか?

現状では、日本ではAudibleには対応していないようです。

英語(US/UK)のみで使えるVoiceViewという機能(アイコンをタップするなどの操作を音声で読み上げてくれたりする)は試してみました。Bluetoothイヤフォンのペアリングをすると流暢な英語で喋りだします。(Oasis本体にはスピーカーもイヤフォン端子も付いていないのでBluetoothイヤフォンは必須です。)

で、Audibleについては「Audibleストア」的なものが表示されるはずなのですが出てこないです。
日本ではサービス提供していない(そして日本のAmazonアカウントに紐付いている)からでしょうか。
USのAmazonにもアカウントを持っているのでそれに切り替えてみても良いですが、日本語のKindleコンテンツが消えたら(またダウンロードしてくるのが)面倒くさいので気が向いたら試します。

AudibleはむしろUSアカウントで英語教材として使っている(2ヶ月に1回1クレジットがもらえるSilver Monthlyという会員になっています)ので、AudibleはAudibleで(アカウントを切り替えて)使わせて貰えたら有り難いですけれど、Bluetoothイヤフォンが必要になるので今までどおりiPhoneのAudibleアプリを使うと思います。

*1:本棚を埋めていた蔵書(だけでなく本棚に並べずに何箱もの段ボール箱の中で眠っていた物も含む)を何年か前にばっさばっさ裁断してスキャンしたものが数百冊あるのです。

*2:Kindle Paperwhiteが6インチ、Kindle Oasisが7インチ。

*3:iPhone/iPad持ちなのでWifiモデルで十分なのですが、32GBストレージ+広告なしモデルに2年保証を付けると税込みで4万円前後になります。

*4:Oasisいいぞお前らも買えよ

*5:34,980円(税込)

*6:PaperwhiteとVoyageの間あたりの価格帯(せめて2万円台前半)で7インチ端末を出してくれたらという気持ちはあります。

*7:一方iPad Proは、SplitViewで左画面にCourseraの講義ビデオ+英語スクリプト、右画面にNotability、のような使い方をしている時が一番輝いています。

*8:今のところNotability一択

*9:こすったりアイロン掛けたりすると消えるやつ。最近は近所のファミマで安定供給されている無印のやつを使用。公的書類以外はいつもこれ。

*10:最近文字認識に対応しましたがまだまだこれから感あります。

*11:2年・落下・水濡れ等の保証付きで5980円